トナリの王子サマ
「触んないで」

「何で?」

「何でも」



声は怖くなかったけど、何かがいつもと違くて…

「……?」




私は疑問でいっぱいだった。

帰り道―


隣にいても彼は怒らなかった。

でも、会話だってない。




だけど、それが私にとっては…


すっごく特別なんだって思えたんだ...

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