トナリの王子サマ
「勝手にいなくなんじゃねーよ」

「なっ、成瀬くん?」




顔を赤く染めた成瀬くんがいる。



「俺は寂しくねーよ?ただ…お前が寂しいから抱きしめてやってんの」




ここまで強がらなくていいのに…


でも、成瀬くんのそこも好き。





「英語の勉強?」



私は静かに頷いた。


「じゃあ、問題出してやる。訳せよ?」


< 165 / 179 >

この作品をシェア

pagetop