トナリの王子サマ
今日は日曜日。

学校はない。じゃあ、誰?宅急便か?


「は~い」


ドアを開けると、とても意外な人物だった。

「やっほ~」

「よっ、陽?!」


陽は満面の笑みを浮かべて立っていた。

「萌愛、デートしようぜ?」



……はい?

この人は何をおっしゃっているの?


私は何も言わずに扉を閉める。

ドンドンドンって扉をたたいてくるけど、鍵をかけて無視をした。


すると、

「うっせーよ!」

と、隣の家から声が聞こえた。

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