トナリの王子サマ
そのあと、屋上の休憩場所で休憩。

ベンチに座りながら、お話をしました。


「本当この間はごめん、お前を避けたりして…」

「ううん、全然いいよ?でも、何で避けたの?」

「俺が傍にいると、お前が狙われると思って…」


―ってことは…私のために?

私を守るために避けたりしてたの?



私、何を勘違いしたりしてたんだろう。

あぁ…自分の不甲斐なさに涙が出てくる。


「うぅ~…」

「はっ?!なっ、萌愛?」

「ふぇ~…」


すると、陽は私の頬を引っ張った。

「ふにゅっ?!」

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