三階小児病棟・FINAL(5歳の初恋)
―普通の日々―
「まー君。早くおきないと保育園のバス来ちゃうわよ!」
お母さんの声が、いつもの様に家中にこだました。
いつもと変わらぬ朝の風景だった。
ただ一つ違っていたのは、まー君が元気が無い事だった…
「まー君。どうしたの?」
お母さんが聞くと…
「お腹が痛い!」
まー君はそういうと、そこに座り込んだ。