星のラブレター
時計の針が3時を過ぎた頃、
あたしは何かの気配で目を覚ました。
翔がまた隣にいるとか‥?
隣を見る。
…なわけないよな。
気のせいか…
そう思って
起こした上半身を戻そうとしたとき、
「きゃっ」
誰かに押し倒された。
「久しぶり★ちーかちゃん♪」
「お兄さん?!
なっ何するんですか!
退いてくださいっ」
お兄さんとは翔の兄のこと。
翔より
3歳上の21歳。
あたしは
お兄さんから逃れようと
じたばた手足を動かした。
でも、
男の人の力には勝てなくて…
呆気なく、
手首を押さえられてしまった。