星のラブレター
翔は立ち止まると
あたしの目をしっかり見た。
「俺と付き合ってくれないか?」
「もちろん!」
その言葉を聞くと
握っている手を大きく前後に振った。
「ちょっと翔、痛いよぉー‥」
「ご、ごめん。
嬉しくって……わっ」
あたしは翔の隙を見て
翔の頬にキスをした。
思った通り、
顔を赤くする翔。
「人が見てるだろ///
それに
こういうのは男の俺がすることっ」
「…きゃっ」
翔があたしにキスをした。
こっちの方が恥ずかしいよー///
夏休みだから
人がたくさんいる。
いきなりのことで
瞬きも出来ない。
「目瞑れよ。恥ずかしいだろ」
そう言われ、
慌てて目を閉じた。
甘い甘いキス。
唇を離した後、
あたしたちは数分見つめあった。