星のラブレター
ピタッ
「‥冷たっ!」
冷えピタのあまりの冷たさに
体が反応してビクッとなってしまった。
「あー;動くからズレちゃったよ…」
「ご、ごめん。」
体を動かさないように
じっとすること数秒。
「よしっ。貼れたよ」
チュッ-☆
あたしの頬に触れる唇。
「治るようにおまじないっ♪」
「っ//////」
「もうまた照れて。
熱上がるよ?」
「そんなっ‥
お兄さんがキスなんてするから…」
ガラッ──
玄関の開く音と
翔と渉の話し声。
「あ~帰ってきたみたいだね。
じゃあね、お大事に」
あたしの頭を撫でると
翔たちが来ない内に部屋を出ていった。
まだ頬に残る、唇の感触。