ひまわり
『はい…そうです。』


『良かったー。人違いじゃなくて。でも、何で彩乃ちゃんが蛍と一緒にいるの?』


『それはですね…』


蛍と洋輔と初めて会ったときのように私は話した。


『そうなの…じゃあ私が彩乃ちゃんの家まで送っていくわ』


『えっ!?いいんですか?』

『もちろん。それに家もわかってるしね』


『ありがとうございます』

『準備するからちょっと待っててね』


蛍のお母さんはそう言って奥の部屋へと消えた。


しばらく間があって蛍が


『じゃあウチの家族紹介ね。まず、さっきのが私のお母さんで菜々。んで、この人が直樹。それでこいつが弟の弥生。ちなみに小4』


『こいつって言うな!蛍のくせにー』


『なんだってぇ。姉なんだからいいだろ?』


まさかの姉弟喧嘩発生。
必死に止めに入る私。


『ちょっと!!2人ともやめて…』


すると蛍のお父さんが


『いーよいーよ、いつものことだから』…と苦笑いしていた。


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