最強彼氏と最強彼女

翌日の朝、迎えを待っているさくらのもとへいつもの様にBMWが現れた。でも一つだけいつもと違う事があった。




あっ、来た。
あたしの前に停車した車に乗り込もうとしてドアを開けた時だった。





「えっ!?なんでみんないるの？」




いつも朝の迎えは修二だけなのになぜか今日は和真も要もいる。驚きを隠せないまま車に乗り込みドアを閉めると車が発進した。




「さくらに朝一番に報告がしたくてな。」





「報告って・・・決闘の!!」





「そうや聞いて驚くなよーー。」




「うん・・・。」




唾をゴクッと飲み込み和真の次の言葉を待つ。





「勝ったでーー。しかも圧勝や!!」





「やったーーー。おめでとーーーー。」





自分の事じゃないのに自分の事の様にはしゃいで喜んだ。学校に着くまでの間車内では昨日の決闘について和真がいろいろ教えてくれた。