最強彼氏と最強彼女
「俺、井上和真(いのうえかずま)。さくらって呼んでえぇか?」


あたしの前の席の明るい茶髪の人が話しかけてきた。



「うん。あたしはなんて呼んだらいい?」



「和真でえぇよ。」



人なつっこい笑顔をあたしに向けてくる。



「俺は坂下修二(さかしたしゅうじ)。修二でいいから。よろしくね、さくらちゃん。」



今度は和真の隣の暗めの茶髪の人が話しかけてきた。



「よろしく、修二。」



笑顔で返事をした。







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