狼クン達のオリの中②【完】



真夜中に。




鳴り響く着信音に。




苛立ち、携帯電話を投げた玲王が、次の瞬間。




目の色を変えて、携帯電話に飛びつく。







「玲・・・」



青い顔で呟いて、見つめる先。




気になって、のぞきこむと。








“玲”・・・の文字と。



玲王にそっくりな、でも、もっと子供っぽい顔が笑っていた。
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