狼クン達のオリの中②【完】
そして。



「涼が何と思おうと。
あたしは、涼が大好きだから!!」



好きな人に、真剣に向き合うこと――…。


本気でぶつかっていくことを――…。


薫と、玲王が、教えてくれた。


応援して、くれた。




だから。




「涼。
大好きだよ。
あたしも、涼しか、いらないよ。
涼と、ずっと、ずっと、一緒にいたいよ」



大きな声で、



すがりつくように、



あたしは、ありったけの想いを、ぶつけた。

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