狼クン達のオリの中②【完】
「ぎゃあ~!!!!!!」



あたしの叫び声が、バスルームに響きわたり、



「おまえ。
うるさい」



綾瀬涼は耳を塞ぎ、うんざりした声で、



「軽くからかうくらい、いいだろ」



プイっと横を向く。



「軽くからかうって・・・・」



ワナワナ震えるあたしに、



「家の露天風呂には、一緒に入っただろ?」



綾瀬涼は、冷たい顔で、睨む。


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