狼クン達のオリの中②【完】
「えー?
それ、おかしくない?」



薫が腕組みをした手をほどき、棒のついたあめをなめる。



「あーあ。
捨てられちゃったね?」



楽しそうに言って、



「いいじゃん。
ボクが、つきあってあげるよ」



あたしの口に、棒のついたあめを押し込む。
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