狼クン達のオリの中②【完】



「お姉ちゃん、今日はどう?
涼兄から、そろそろ、連絡あった?」



“綾瀬涼から電話がない!
なんで?”



もやもやした気分を抱えて学校から帰ると、



小悪魔・薫が、ニヤニヤあたしに近づき――…




「ボクには、あったよ~♪」



小憎たらしく、ケータイ電話を揺らす。



< 358 / 395 >

この作品をシェア

pagetop