狼クン達のオリの中②【完】
「オレを抱きしめて。
キスして見せて?
もちろん、いつもオレがする通り」



「はぁ・・・・?」



「別に。
できないなら、いいよ・・・」






あきらめたように。



目を伏せた綾瀬涼のまつげの長さにドキドキして。



漂う色気にバクバクして。



あたしは、綾瀬涼の背中にゆっくり腕をまわして引き寄せ。




「涼・・・。
目・・・閉じて?」




綾瀬涼の端整な顔に唇を近づける。
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