狼クン達のオリの中②【完】
腕をつかんでもなお、バラの匂いを嗅ぎ続ける綾瀬涼。



もう!


みんな見てるのに!!



綾瀬涼!


あんたかっこいいんだから、よりかっこよくならないで!!





あたしは胸がもやもやして止まらず。



「もう!
あたし、先に行くから」



綾瀬涼をその場に残し、スタスタ歩き出した。

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