天国への階段 ―いじめ―
リーダーは、名城麗子。
大金持ちのお嬢様。
何でもし放題な我儘少女。
自分の気に食わないことは、とことん嫌がり、好きなようにする。
みんな、麗子のことを恐れていた。
自分がやられたら嫌なようなことを、平気な顔をしてするから、怖かったのだ。
されたくない。
自分はそんなこと、されたくない。
いじめに加担したくないと思っていた人も、自分の身を守るために、次々といじめの加害者になっていくのだ。