天国への階段 ―いじめ―




「いい? 
あたしは優しいから、これからどうするか選ばせてあげる」
 



ゴクリと生唾を飲んだ。
怖いという感情しか知らないようだった。
体が動かない。




「このまま、一年生の前で素っ裸になるか、そうねえ……ここのトイレの床を舐めるか。

どう? 
おもしろいでしょ?」




「ふ、ふざけないでよ!」




「ふざけてなんかないけど? 
いつでも大真面目よ」




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