天国への階段 ―いじめ―




「いい気味」
 


床に舌の先でそっと触れると、頭上から麗子の声が落ちてきた。
抵抗する術もなく、麗子の言う通りにするしかないことが悔しくてたまらない。




涙が溢れてきた。





「もっと舐めろよ」
 



英子が言い、私の頭を掴み、床に擦りつけた。




ヤメテヨ。


フザケナイデヨ。

キモチワルイ。
ハキソウダ。


タスケテ。



ダレカ。



ダレカ―――――。




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