dear あなた
ハジマリ

あなたとの出会いは、とにかく「なんで?」って感じだった・・・


「お~い!佳苗ちゃぁ~ん!何してんの?キャハハハーー」

私は頭から水をかけられ、髪をもたれ、息もできない。

バッシャー・・・

「マジでブスだしー!顔半端ないって~。」

私は、ブスでデブでしかもいじめられている・・・

いつもこんな調子で、前には鼻血を出して家に帰った事もあった。

今のはまだマシ・・・。

たえたら終わるなら、このくらい・・・

でも無理かも・・・気絶し・そ・・・・ぅ

バタンッ!!

いきなり女子トイレのドアが開いた。

「お前ら何してんの?」


それが、あなただった。
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