【短編】君と一緒に
現に、花火大会は3日後だ。
僕たちの学科は不幸なことに花火の次の日に最後のテストがある。
だから、花火大会の日はもちろんココと勉強している。
「誘うとしたら当日かな…。」
「何に誘うんですか?!」
「ふぇっ?!」
「『ふぇっ』って何ですか、先輩!それよりテスト勉強のことなんですけど、花火大会の日もやって頂けますか?」
「あぁ、うん。別に大丈夫だけど。ココはそれでいいの?」
僕はココがもはや習慣のようになっていたから、遠慮しているのかと思ってそう言った。