【短編】君と一緒に

大学が閉まるので僕たちは自習スペースをあとにした。


僕のマンションの方がココのより近いから、僕のマンションの前でいつも通り別れようとしていた。

「今日もお疲れ!明日のテストがんばろうな。」

「はいっ!今日もありがとうございました。」

「じゃあココは花火大会楽しんで。またね。」

「え?!」

ココがあまりに驚くから、僕は盗み聞きしていたのを忘れて口に出していることに気付いた。

「あ、ごめん。実は昨日見てたんだよね。」

「そうなんですか…。でも予定は無くなっちゃいましたよ?」


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