【短編】君と一緒に
自慢じゃないが、僕は本当にお酒に弱い。
缶チューハイを一本飲めば、もうそのまま眠ってしまう。
他人に迷惑をかけないだけマシかもしれないが、うちのサークルのみんなはお酒に強いからたくさん飲む。
その日も例外ではなくて、恭平の部屋には空き缶の山がどんどん高くなっていた。
ココも例外でなくて、確実に僕よりは強い。
花火が終わりに近づき派手さを増すごとに、みんなの飲みっぷりも派手になってきた。