恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜
「一昨日から、何で来なかったんだよ?」

え? それを聞くの?
それは酷いよ、紳君…

「来ないって、どこへ?」

「とぼけるなよ。中庭に決まってるだろ?」

「ああ、帰りの事? 時間が合わなかっただけだよ。そう偶然は続かないよ…」

「偶然? 違うだろ? おまえは図書室の窓から中庭を見て、俺が来たら大急ぎで外に飛び出した。だからいつも息を切らしてた。違うか?」

「それは…」

う、すっかりばれてたのか…

「だから、おまえが遅れた時、俺は昇降口の前で待ってたんだ」
< 154 / 201 >

この作品をシェア

pagetop