恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜
「私……紳君の事がずっと好きだったの」

私は、紳君の顔を真っ直ぐに見て、初めて紳君への想いを告げた。

「知ってるよ」

紳君もまた、私を真っ直ぐに見て、そう答えた。

「そうよね。でも、紳君が入学してきた春から、ずっと好きだったのは知らないでしょ?」

「それは確かに知らなかったよ。というか、何で過去形なんだ?」

「そんな事、決まってるじゃない。紳君の事は諦めるからよ」

「何で?」

「何でって、紳君が池谷さんと付き合い出したからに決まってるじゃない!」

「だから、愛美は…」

「止めて! 聞きたくないって言ってるでしょ?」
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