恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜
う…痛いし、カッコ悪いし、最悪だよ…

私は地面に突っ伏したまま、涙を溢れさせた。

「まったく、おまえは…」

耳元で紳君の声が聞こえ、脇の下に紳君の手が差し込まれた。

「放っといてよ」

「放っとけるわけないだろ?」

「よいしょ」と言いながら、紳君は私を抱え上げ、そっとベンチに座らせてくれた。

「優しくしないで」

優しくされると、余計に辛いから…

「やっぱり酷いな…」

ほんと、紳君は酷いよ…

「すぐ病院へ行くぞ」

へ? 病院?

涙でぐちゃぐちゃな顔を上げると、紳君は私のスカートをめくって中を覗いていた。
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