恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜
実際に見た紳君の体は、肌は薄い小麦色で、肩幅があり、逆三角形で腹筋が割れていた。

それは間違いなく、水泳をしている男性の体だ。しかも、かなり本格的に。


「具合が悪いのか?」

紳君を見上げたまま動こうとしない私を見て、紳君は腰を屈めて心配そうに聞いてきた。

「ううん…」

「もしかして、あの日とか?」

「ば…、違うよ」


「ん…あ、そうか。泳げないんだ?」

「それは…」

「俺達もボート借りるか?」

優子達は貸しボートを借りて流れるプールに入っていった。二人とも、あまり泳ぎが得意じゃないらしい。
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