恋のMission〜年下クール男子を誘惑せよ!〜
流れるプールに入る時、紳君は『滑るから気をつけろよ』と言いながら手を繋いでくれた。

紳君の手は、意外に大きくて力強かった。

「まずは水に慣れようか? 俺に掴まって、力はなるべく入れないで、リラックスすること。いいか?」

「うん」

私は紳君の肩に、そっと手を乗せた。しっかりと筋肉が付いた、逞しい肩だった。

「こう?」

「お、おお」

なんか紳君、照れてるみたい。可愛いなあ…

「じゃあ、行くぞ」

紳君はプールの流れに沿って、腕をスーッと伸ばして体を浮かせた。
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