涙は華のように
けど、私はそんなことを気にしなかった。

だって…零蒔さんが優しく微笑んで私の名前を呼ぶから…

『涙華 こい。』



「はぁはぁ… 二人共どうしたんですか? うちの学校まできて」


「亜嗣汰がお前に会いたいって言ったから着いてきた。」

「どうして?」

「涙華ちゃん 遊びにいこ?」

そんな可愛い笑顔で言われたら断るに断れない。

「分かりました。 私鞄教室に置いてきたから取りに行ってきますね。」

玄関に向かおうとしたら
柚歩ちゃんが目の前にいた。
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