涙は華のように
「え? あの…///」

「俺にしがみついてろ」

あぁ なるほど…

  

って えぇ!!


「じゃあ 行くよ」

私の左耳に向かって針が来る。

私は力いっぱい零蒔さんにしがみついた。


「はい、開いたよ」

「あぢがど…」

痛くて涙がとまらない。

「涙華ちゃんって涙流して泣いてると
 華みたいだね★」

前の零蒔さんと同じことを言った。



そして私の左耳には零蒔さんの付けていた
ピアスを付けた。

零蒔さんとおそろい。

「えへへ///」

零蒔さんは優しく私の頭を撫でていた。
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