涙は華のように
その日から私は毎日ピアスをしてる。

ピアスしたまま学校行ったら
柚歩ちゃんに可愛いって言ってもらえた。


帰りは一人でルンルン気分で帰っていた。

家の塀の前で誰かもたれかかっていた。


え…?

なんで
雷哉さん??

私の足音に気づいた雷哉さんはこっちに歩いてきた。

「涙華 ちょっと見ない間に大人になったな。」

「もう高校生だし…」

「なぁ 俺とヨリ戻さね?」

は?
今頃なに?

「今更なんですか?」

「零蒔 忘れられない女いるぞ?」

嘘っ…

「貴方のこと信じれない!!」

「その女 緋琉羽[ヒルハ]って言うんだ。
 俺の妹。お前知ってるだろ?」

知ってる…

あまり体が丈夫じゃなくて
細くて綺麗な子。
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