涙は華のように
「ふっ なんだそれ」
「雷哉さん…」
「そんな顔するな
じゃあな 涙華」
雷哉さんは私の頭を優しく撫でると
背中を向けて歩いていった。
「雷哉さん!
私あのときの恋は
無駄だと思ってないよ。
あの恋があったからこそ
今の自分がいるの。
だから!
ありがとう!!!」
ありがとう…
雷哉さんは振り向かず
片手を挙げて去っていった。
「さて 後は2人でゆっくりしな」
亜嗣汰くんは笑顔でいうと
帰っていった。
「じゃあ バイクでどっかいくか?」
「うんっ!!」
私は零蒔さんの腰のしっかり腕を回し
抱き付いた。
少し経ってついたのは
公園。
ベンチに座ると「飲み物買って来る」と
零蒔さんは自販機のところに行ってしまった。
「ん。」
零蒔さんからジュースを受け取って
飲んでいたら
「俺さ ずっと緋琉羽しか見てなかった。
涙華と出会っても どこかで重ねていた。
でも お前の笑顔や涙を見てると
緋琉羽じゃなくて“涙華”っていう一人の女として
見るようになった。」
「雷哉さん…」
「そんな顔するな
じゃあな 涙華」
雷哉さんは私の頭を優しく撫でると
背中を向けて歩いていった。
「雷哉さん!
私あのときの恋は
無駄だと思ってないよ。
あの恋があったからこそ
今の自分がいるの。
だから!
ありがとう!!!」
ありがとう…
雷哉さんは振り向かず
片手を挙げて去っていった。
「さて 後は2人でゆっくりしな」
亜嗣汰くんは笑顔でいうと
帰っていった。
「じゃあ バイクでどっかいくか?」
「うんっ!!」
私は零蒔さんの腰のしっかり腕を回し
抱き付いた。
少し経ってついたのは
公園。
ベンチに座ると「飲み物買って来る」と
零蒔さんは自販機のところに行ってしまった。
「ん。」
零蒔さんからジュースを受け取って
飲んでいたら
「俺さ ずっと緋琉羽しか見てなかった。
涙華と出会っても どこかで重ねていた。
でも お前の笑顔や涙を見てると
緋琉羽じゃなくて“涙華”っていう一人の女として
見るようになった。」