詩吟う日に仰ぐ空
もっと、もっと
記憶の中の貴方は
全然笑っていなかった

無口で無表情で
私の名を呼ぶ声しか
私は知らない

笑い声も怒った声も
たくさんたくさん、
あるはずなのに

知らない、分からない
そのまま
天に召された貴方

もっと遊んで欲しかった
もっと笑って欲しかった
もっと呼んで欲しかった

どんなに願っても
もう遅い

届く事ない
密かな後悔
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