詩吟う日に仰ぐ空
アンバランス
不安定な体勢のまま、
途中でピタと立ち止まった

先に進みたくて
でも一歩を踏み出せなくて

終りの見えない到着点に
ひたすら怯えて立っていた

頑張れ、肩の力を抜け
と励ます声が重くのしかかる

すると余計に
先へ進めなくなった

一体いつまで
こうしているのか

それすら分からないまま
立ち尽くす

早く、早く
次の一歩を踏み出さなくては

私はずっとこのままなの
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