詩吟う日に仰ぐ空
最初はまだまだ小さな芽


それがいつしか

葉を出し
蕾を成らし
綺麗な花を咲かせる


それまでに
たくさんの時間が必要になる

けれどもそれは
些細な時間の積み重ね


人と出逢い
人と触れ合い
人と笑い
人と泣く


そうして小さな芽は
大きく綺麗な……
世界でたった一つの花を
咲かせる


人の愛を受けた証として
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