詩吟う日に仰ぐ空
庭に、黄色
キミがいなくなってからの庭は
大荒れ状態だった

手を入れる人なんて
誰もいない

みんな
キミがいなくなったのに
キミの居場所に踏み入れる事を
恐れたんだ

でも
そのままじゃいけない

そんな暗い顔ばかりの私達を
キミは見ていたくないでしょ

だから去年ようやく
庭に手を入れました

綺麗になった緑の庭に
ポツンと黄色い物が見えた

小さな花だった

キミのいつもいた場所に
咲いていたの

ああ
キミはここにいるんだね
分かった
分かったよ

ありがとう

明日はキミが好きだった
ジャーキーを供えるからね
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