詩吟う日に仰ぐ空
渇仰の末路


もう欠片も残ってない。

寂しいね。切ないね。

小さい頃は凄く自慢だったのに。

貴方の言う事を一つ一つ心に留めて生きて来たのに。

裏切られた。


どうしてこうなるの?

どうしてこうなったの?


貴方のせいで流した涙さえもったいないと思った。

何であの人の為に泣かなきゃいけないのって。

『あの人』って思うようになってしまった。

もう修復不可。

何度も何度も傷つけられて裏切られた。

信じていたのに。

誇りだったのに。


抱いていた憧れに、さようならを。
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