みんみんぜみ






私の頬に一筋の涙が伝う。


私はそれを拭わず、
歪んだ世界をうつした。


やがて一滴の涙は灼熱のアスファルトに落ちて、一瞬で砕けた。







そこには、何も残る事なく。




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