19の夏~私の愛した殺人鬼~

「なっなっなっ……!!」


 理解不能なこの状況に、言葉が出てこない。


「大丈夫、ただのローションだよ」


 ルカはそう言うと、藤堂のヌメヌメとした体に手を這わせた。


 落ち着いてみると、ルカも下着一枚しか着ていない。


「この格好は!?」


「あれ? それも覚えてないの? 刑事さん俺といい事したの、忘れちゃった?」


いい事……?


いい事って……。
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