19の夏~私の愛した殺人鬼~

 結局は1人で生きていくしかないと心に決め、働き出した場所がキャバクラだった。



「なぁ、人生なんてどこで狂うかわからないんだ。

例え自分がどれだけ必要としていても、それで相手が安らげるとは限らない。」


 太い眉をよせ、窓の外の紗耶香ほ向けて小さくつぶやいた――。
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