19の夏~私の愛した殺人鬼~
「そんな事ないですよ。
僕達は、偶然やりたい事が一緒だっただけで」
「へぇ、同じ趣味を持つほどの関係なんだね」
藤堂は顔を真っ赤にしているだろう。
「パソコンくらい、今時誰でもやってますよ」
「君はパソコンの学校へ行っているのかい?」
紗耶香へ向けてそう聞く。
紗耶香は一つ頷き、
「はい。パソコンのB・P専門学校です。
わりと有名なところなんですよ」
と答えた。
その言葉に新田は一瞬目を見開き、幸也の顔を思い出した。
『今回は、B・P専門学校の潜入調査なんだ。生徒を探し出せって事なんだけど、こんなヒントじゃさっぱりだよ――』
息子のグチを思い出し、新田は紗耶香をマジマジと見つめる。
僕達は、偶然やりたい事が一緒だっただけで」
「へぇ、同じ趣味を持つほどの関係なんだね」
藤堂は顔を真っ赤にしているだろう。
「パソコンくらい、今時誰でもやってますよ」
「君はパソコンの学校へ行っているのかい?」
紗耶香へ向けてそう聞く。
紗耶香は一つ頷き、
「はい。パソコンのB・P専門学校です。
わりと有名なところなんですよ」
と答えた。
その言葉に新田は一瞬目を見開き、幸也の顔を思い出した。
『今回は、B・P専門学校の潜入調査なんだ。生徒を探し出せって事なんだけど、こんなヒントじゃさっぱりだよ――』
息子のグチを思い出し、新田は紗耶香をマジマジと見つめる。