心の友と書く『心友』がいますか?
1年が終わり2年が終わり、いよいよ3年の登場。
ノノちゃんが参加するとあって、女の子達はキャーキャー黄色い声援を送っている。
ノノちゃんはいたって冷静そうに見えて、これからの企みを知らないような涼しい顔をしていて。
だけど、私が気付かないようにチラッと見ると・・・
目が合うのは気のせいじゃないだろう。
ノノちゃん・・・やっぱりあんた男前だよ。
トラックの順番は内側からA組、B組と並んでいて最初の半周は皆ランニングのように軽く走るから特に問題もなく。
A〜C組のくじを私が読み上げD〜F組のくじを由美ちゃんが、GとH組を健ちゃんが読み上げる。
もちろん、これも潤の思惑通りであって。
パンッ!という合図とともに第一陣の女の子達がこっちに向かって走ってきた。
この中には弥生が居て、他の人達より若干遅れ気味なのはやっぱり優等生のせい?(私の偏見?)
少し息切れしながらも、BOXの中からくじを引いて私に渡す。
『はいB組の弥生ちゃんの内容は〜、おっとぉ用務員さんの眼鏡です!用務員さ〜ん!いたら手を上げてあげて下さ〜い』