心の友と書く『心友』がいますか?



ちょっと先にある公園までは街灯がなくても十分明るさを保っていた。



こっちの家ではサンタクロースが梯子を登ったり降りたり、こっちではサンタクロースが手を振っていてと


イルミネーションだけでなく、しかけ人形らしきものを飾っている家もあって。


「何かさ、イベントとかでやってるもんより、暖かく感じね?」


「うん。なんかそれぞれの家の雰囲気が出てるよね」



芸術というよりは、子供がいる暖かい家の雰囲気の一部分を披露してるみたいな・・・


う〜ん、私のバカな頭じゃ表現できないよ。



ガレージの屋根にまで電飾を伝わらせて、チカチカさせてる家もあったり。



地元では有名なんだろう、結構沢山の人が携帯で写真を撮ったりしているみたいで。



「あの先の公園まで行って折り返してくる?」


「うん!行く」



私達は、歩いている他の人達と同じように公園へ向かって歩きながら話す事と言えば


やっぱり来月に控えているセンター試験の話や志望大学の話ばっかりで。



だけど、自分の秘密っていうか傷を話してしまった私は





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