心の友と書く『心友』がいますか?



「潤の時はどうだった?」


「え?ギャッ!」



顔を上げたと同時にノノちゃんに鼻を摘ままれていて。



痛いけど・・・少し鳥肌が立っていた。





私って・・・重症じゃん。



「潤の時も今と一緒?」



ノノちゃんは特に傷ついた様子もなく淡々としていて。


潤の時は・・・



「不整脈と心臓病を併発した」



「「は?」」



あっ、私自身の言い回しじゃ分かんないよね?



失礼しました。



どう説明していいのか分からなかったんだけど、胸がドキドキして顔が熱くなって息切れと動悸が激しくなると言ったら



「じゃあ、真琴は潤が好きなんだ」


「はぁぁ?」



春香の一言に私はホントに驚いたんだ。



私が潤の事好き?



「だ、だって潤は・・・し、親友だもん」



さっきは言えなかったセリフが今ここで出ちゃいますか?



「真琴、噛み過ぎだって」



ノノちゃんは笑いながら突っ込んでくれて、春香は腕組みをしていて。



今日はこの2人に振りまわされてないか?



どっと疲れた私は思わず机に突っ伏していた。





< 189 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop