心の友と書く『心友』がいますか?
予備校で告白された時にさりげない毒舌を吐いたノノちゃんが今度は目の前に居て
「俺は潤がどうして君と付き合ってるのか不思議なんだけどね?」
巨大爆弾を投下した・・・
ヒエェェェ〜
宮本さんはノノちゃんの登場ですでにパニックとなっていて
私の事は完全に忘れたように真っ赤になってパッとスカートを翻して走り去っていて。
あ〜私にとって中庭は鬼門だわ・・・
どっと疲れて肩を落としているとノノちゃんは笑いながら
「やっぱ、ちょっときつかったかな?」
言葉とは裏腹に少しだけ舌を出して笑ってるノノちゃんに気分は少し救われた。
毒舌ノノちゃん、万歳!
「なぁ真琴?」
「何?」
「助けたお礼にお願いがあるんだけどさ」
ノノちゃんからのお願い?
考えるまでもなく初めての事で、首を縦に振るとノノちゃんは
さっきと違って目を細めていたずらっ子のような顔で
「予備校サボって?」
「サボって?」
「うん。俺とサボらない?」
「う・・・うぇ〜!ノノちゃんと?」
「うん。俺と」