LoveLesson
そのおかげで、瞬の唇からあたしは解放された。
「はぁっ…はぁ…」
酸素が足りず、肩で息をしているあたしを見下ろしながら、瞬はニヤリと笑い、こう言った。
「美波は教えがいがありそぅだな…」
そう言って、瞬はにっこり笑った。
そんな瞬に、不覚にもあたしはときめいてしまった。
って!!
なにときめいてんのょ!あたし!!
目の前にいる瞬は、たった今あたしのファーストキスを奪った、最低ヤロウ。
こんなやつにときめくなんて、あたしの心臓どぅにかしてるっ!!!