LoveLesson

そぅ思い、あたしは自己嫌悪し始める。

「なぁに一人で百面相してんだょ!!!」

そぅ言って、ケラケラ笑う瞬はいつもの幼なじみの顔ではなくて。
一人の……男の人の顔だった。


不覚にも、またまたときめいてしまった。


「何ポケッとしてんだょ。ホラ、帰んぞ」

そう言って瞬はあたしの腕を掴み無理やり引っ張って歩き出してしまう。

あたしはさっきのキスの感触が忘れられず、ただただずっと、瞬に引っ張られて歩いただけだった。

どぉして瞬はあたしにキスしたの??
あたしに恋を教える??
もぅ!?なんなの・・・。

考えれば考えるほど分かんない!!

だって、いつもいじわるなあの瞬だよ!?
何か企んでるんだよ!!
絶対そうに違いない!!

だってあたしは・・・瞬に一度振られているし・・・
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