儚友(しんゆう)
__________カナミ
先輩がうちの名前を呼んでいる
『はい?』
不安げに先輩のもとへ…
『さっきそこでなつきまってたで』
うちは待っているのかと思い
急いでなつきが居るところにいった
『ハァハァハァハァ』
走ってきたうち
『なつき?』
なつきの姿がない
よく見ると
角のみえないところになつきが
『なつきはやく来てよ』
『はぁ?』
『先輩達はもうとっくにきてるで、』
『先輩なんてどうでもいいやん』
そっけない態度で言うなつき
うちはイライラしはじめていた
『でも準備しやな』
『そんなんどうでもいいやん』
『はぁ?』
『ついてきて』
うちは完全にバレーを馬鹿にされた感じだったので
きれた
なつきにとって地獄の日々がはじまりかけた